違う意味で凄い幼少時代。

  • 2015.03.28 Saturday
  • 01:35
最近ギフテッドや2Eのお子さんの話を聞く機会に恵まれております



皆さんが赤ちゃんの頃から超人的に凄いので

驚くと同時に

うーん、うちはやっぱりHG (^_^;)

と改めて思ったりしています。

以前にも書きましたが

ギフテッドネス(based on WISC-IV)は

Dr. Palmerの著書によると

Gifted (IQ130-137)
Highly Gifted (IQ138-144)
Exceptionally Gifted (IQ145-151)
Profoundly Gifted (IQ152 & above)

と4段階にレベル分けされており

僕さんレベルのHighly Giftedは

50人に1人の割合で存在しています。

しかし上2グループに属する子達は

存在する確率もぐっと減り

凸や才能もズバ抜けていて

なおかつ

我々とは全く違う思考のなかで生きているのだそうです。

(IQが15違うと、思考や発想、感性、精神年齢等が違ってくるそうです)

(IQ100の人とIQ115の人では若干の異次元感が生じることになります)

(IQ100とIQ140では、もう全く違う星人みたいな感じでしょうか)

(↑この40の差というのは、IQ100とIQ60の差と同じように、大きいです)

(故にギフテッド達は理解されず、孤立してしまう傾向にあるのです)

(同じギフテッドでも、IQ140とIQ155では、異次元の住人となります)

生後数ヶ月でひとりで絵本を読み始めた

とか

2歳前後で割り算までの計算ができるようになっていた

とか

皆さんが幼少の頃から驚異的に凄いので

私も僕さんの幼少の頃を一生懸命思い出してみたのですが

これがもうさっっっっっぱり思い出せません(苦笑)

いやいや、何かあるだろう、と

当時の日誌を

引っ張り出してみたのですが

離乳食が始まった頃から便秘がひどい

くらいしかありませんでした (^^;;

それ以外で覚えているのは

とにかく日中はなかなか寝てくれなかったこと・・・

泣いているわけではないのですが、常に起きていて、私を目で追っていて

故に結局Baby僕さんの相手を常にしていなくてはならず

(しかも家事が可能な『おんぶ』は激しく嫌がるので、家事も進まず)

毎日が疲れて疲れて育児ノイローゼになっていたこと ヽ(´o`;

9ヶ月になる頃になってようやく30分弱一人遊びをするようになったので

それだけでも死ぬほど嬉しかったのを覚えています。

その頃から(私がラクになりたくて)知育玩具を買い漁り始めたような(笑)

首がすわるのも二足歩行も平均より遅くて、ものすごく心配しました。



じつは身体的には二足歩行が1歳前の時点ですでに可能だったにも関わらず

(初めての3歩がよほど怖かったのか)

その後数ヶ月あえてハイハイを続けていたことが後になって判明しました。

というのは

それまで強固にハイハイしかしなかったのに

東大寺の鹿に魅せられた瞬間からいきなりヨチヨチと歩き始め

パパと手をつなぎながら、ではありましたが

結局その日は数時間ひたすら黙々と歩き続けたという(苦笑)

それまで「歩こう」という努力というか気力を一切見せなかったので

私達夫婦は鹿の威力に痛く驚愕しました。

その後も様々なシーンで

僕さんがいかに慎重であるか(=観察者であるか)を目の当たりにし

あぁ、二足歩行が遅かったのも、すでにあの頃から石橋叩いていたのだね

と納得した次第です。

首すわりは本当に遅かったです、、、

6ヶ月でようやく完成かい?という遅さ。

しかし首を左右には頻繁に動かしてはいて、

生後2、3ヶ月頃から

(鏡に映る自分の姿が嫌いだったのかなんなのか)

とにかく器用に鏡からくるんくるんと顔を背けて

なんと(!)今に至ります。

鏡は本当に嫌いだそうです (^^;;

鏡があるからお風呂に入りたくない

とか

鏡が(洗面所に)あるから歯を磨きたくない

とか

いちいち癇癪を起こすので大変でした。

鏡を多用しているお店など言語道断!

今でも嫌がっていますが

今では「だったら鏡を見るな」の一言でおさまるようになり

成長を感じます (T_T)

幼少の頃の僕さんと言えば

嘔吐

でありましょう。

じつは今でも何かあるとすぐにゲロっと吐くのですが(苦笑)

1歳を過ぎた頃から意味不明な場面で突然しかも頻繁に吐くようになり

心配で心配で

大がかりにも総合病院で胃と脳の検査をしたくらいです (;^_^A

幸いなことに身体的な異常は何もありませんでしたが

嘔吐はおさまらず

まあ

結局そのまま今に至っているという感じです。

ただ

私も僕さんの嘔吐に対応するのが上達しましたし

僕さんも年を重ねるごとに上手に吐けるようになりましたよー

というアップグレード感はそれぞれ感じらるようにはなりました。

(私のバッグや本人のバックパックには必ず吐き袋を何枚か忍ばせています)

(昔は嘔吐専用の黄色いバケツを携帯していましたが、それは卒業しました)

(バケツにビニール袋を何枚も重ねておくと、即捨てられて、便利ですよ ^^ )

それにしても何故こんなにも頻繁に吐くのか、、、

その原因を探るのに私は本当に必死でしたが

長年の経過観察の結果

*乗車時
*空腹時
*満腹時
*便秘時
*異臭時
*味ダメ時
*熱疲労時
*からだ疲労時
*こころ疲労時
*トラウマ的イベント回想時

に吐きやすいのだということを学びました。

生活するにおいて

起きている最中は基本いつ吐いても不思議ではない

ということであり

((((;゚Д゚))))))) ザ・サイアク

でありましょう。

おかげさまで外出するのがかなり億劫になりました。

吐くだけならまだしも

吐いて、脱水になって、気を失ったり

真冬の室内で熱中症になり、吐き続けて、病院で点滴を受けたり

なんというか

嘔吐に付随する諸々が(不安障害の)私には恐ろし過ぎて恐ろし過ぎて (T_T)

小学校低学年くらいまでは

この僕さんの嘔吐には悩まされ

気が休まるときというのがありませんでした。

知的な面ではさっぱり(もしくは遅咲き??)な僕さんですが

OEに関しては幼少の頃から結構なかなか凄かったよねぇ、、、

と思います。

夜泣きするわけでもなく

動き回って目が離せないわけでもなく

聞き分けも良くて

どちらかと言ったら育てやすいはずなのに

様々な原因での嘔吐



様々な(小さくて面倒な)こだわり



幼少時代から皆さんとは違う意味で凄い僕さんでありました(苦笑)





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空間認識能力の訓練&可能性。

  • 2015.03.25 Wednesday
  • 21:45
空間認識能力について

先日ちらりと書きましたが

先日も紹介したCTYの

STB guide

空間認識能力を保つ又は更に高める方法が記載されているので

リストアップしてみました。

*テトリスやBlock OutなどのPCゲーム

*幾何学(図形)の勉強

*動く物体を操作するPCゲーム

*数学、科学、アート、工学、コンピューター関係の教科コース

*写真、チェス、CG、建築学、天文学などの課外クラブ

*レゴ(PC版でもOK=マインクラフトのクリエイティブ・モード?)、写真、ジグソーパズル、チェス(将棋も可)、絵画、地理(地図遊び?)、折り紙、カルタや神経衰弱のようなビジュアル・メモリー・ゲーム・・・などの趣味

映像記憶力&空間認識能力は

コンスタントに使っていないと鈍るようなので

「意識して使いましょう」

だそうです (;^_^A

ちなみに

映像記憶力&空間認識能力に長けていると

以下の職に適性があるそうですよ。

【数学・工学(エンジニアリング)・物理学・化学・建築・医療テクノロジー・放射線科(医)・外科(医)・気象学・宇宙物理学・グラフィックデザイン・コンピューター業界や映画業界(CGや特殊効果の専門)】

ほかのサイトも軽く目を通してみましたら

上記の職に加えて

【天文学・プログラマー・写真家・広告業界・ファッションデザイナー・芸術家・シェフ・パイロット・会計士・映像制作・メカニック・航空交通管制官】

が記載されていました。

なかなか幅広いですね。

迷ってしまいそうです(苦笑)

映像記憶力や空間認識能力にほかの能力を組み合わせたら

可能性はもっと広がり

目標も立てやすくなるかもしれません (^^)

これは私の至極個人的な経験ですが

将来の目標を

漠然としたモノ(例えば、4ヶ国語を絶対にマスターしたい!)よりも

具体的な職業(例えば、外交官!など)に設定した方が

目標に達するまでのプロセスを建設的に考え&計画できるので

本人も集中しやすいですし

ヤル気スイッチも入りやすくなるかな

と思います。

そして当然ながら

目標は成長と共に変わっていってもおかしくないので

その都度 柔軟に(しかし具体的に)調整していけばいいんじゃないかな

と思います。

あ、でもこれは私の個人的な失敗/経験からの教訓なので(苦笑)

具体的な目標を設定しなくても

成功する方はするのだと思います(笑笑笑)





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CTYerくん@東京。

  • 2015.03.24 Tuesday
  • 21:20

空間認識能力。

  • 2015.03.23 Monday
  • 00:45
先日ジョンズホプキンス大学CTYのタレントサーチで受けたテストの結果

空間認識能力(Spatial Ability)が

言語(Verbal)数学(Quantitative)の推理力(Reasoning Ability)と比較して

段違いに高かった僕さんですが

この空間認識能力とは一体なんなのか

そして

一体なんの役に立つのか

を調べてみました。

CTYのサイト

Talent Search Testing - Spatial Test Battery (STB)

の概要によりますと

空間認識能力とは
*物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体が三次元空間に占めている状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力 〜Wikipediaより〜
*それらのイメージを空間(&思考内)で操る能力
*物体の各パーツの複雑な構造や関連性をビジュアル化する能力
である

そうです。

空間認識能力は

言語力や数学力とはまた異なるユニークな知的能力で

数学、自然科学、エンジニアリング、建築などの分野で力を発揮するそうです。

物体の形を素早く多面的にイメージできるので

そのイメージを空間(思考内)で自由に動かしたり

分解して違う形に組み立て直したりする作業が必要な

医療(外科手術)や建築、化学や物理学、数学、工学、金融

コンピューター・グラフィックや最新テクノロジーの開発



飛行機のパイロットや宇宙飛行士にも向いているようです。

空間認識能力に関する詳細情報は

やはりCTYの

STB guide

に記載されています。

空間認識能力を保つ又は更に高める方法も書かれていて

なかなか参考になりました。

また近いうちに紹介できたらと思います。

そしてCTYとは関係ないこちらの

Why We Need To Value Students' Spatial Creativity

という記事では

空間認識能力が現代のアメリカ教育では見過ごされている現実が指摘されていて

大変興味深かったです。

空間認識能力は多分に数学的であるにも関わらず

空間認識能力だけに長けている子達も結構存在しており

しかしながら学校や大学、タレントサーチ等で使用される一般的なテストは

Verbal(言語力)とQuantitative(数学力)のみに重点が置かれ

VerbalやQuantitativeには弱いが空間認識能力だけに優れている子達は

その才能に気づかれることなく

故に才能を開花する機会に恵まれずに終わってしまう・・・

これは貴重な才能のネグレクトではないか

明日のSTEM(Science, Technology, Engineering, Math)を担う人材を

なんとかして救い、育んでいかねば

というような内容でありました。

空間認識能力の高い未来のアインシュタインやニコラ・テスラ、エジソンが

現代のタレントサーチから漏れ、埋もれている可能性が高いですよー ヽ(´o`;

と警鐘を鳴らす記事であり

なかなか面白かったです。

空間認識能力がいかに重要かも詳しく書かれていましたが

そちらは(時間がないため)割愛したいと思います m(_ _)m





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タレントサーチ@ジョンズホプキンス大学。

  • 2015.03.19 Thursday
  • 16:35
アメリカでは

タレントサーチ

という

特出した才能のある子どもを発掘し

その才能を伸ばしたり支援したりする機関を持つ大学があります。

スタンフォード大学、デューク大学、ジョンズホプキンス大学などが有名ですが

このたび僕さんが

ジョンズホプキンス大学のタレントサーチのテストで合格ラインに達し

Center for Talented Youth(CTY)の仲間入りをいたしました。


Johns Hopkins Center for Talented Youth

コチラは日本語で書かれた記事です。(ちょっと古めかも ^^; )


CTYerになるには主に

SCAT(School and College Ability Test)

という試験を受けるのですが

この試験は学力テストでも知能テストでもなく

reasoning ability(推理する能力)をみるテスト

でありまして

勉強したら点が上がるテストではありません (T_T)

2、3年上の学年で習得する(まだ習っていない)内容を

Verbal(国語)と Quantitative (数学)それぞれ

どれだけ正しく推理できるか

をテストされます。

(僕さんはG6ですから、受けたテスト内容はG8レベルになります)

僕さんがアメリカで受けた知能テストWISC4は

確かG2以下の低年齢であればCTYに認められるのですが

G6にもなるとSCATを受けねばダメだそうで

もうCTYerにはなれないかもしれない・・・

とドギマギしていました。

(G7からはSATなどのテスト・スコアでも良いそうです)

(SATは、勉強や努力が反映する、学力テスト=テスト対策ができる!)

CTYerになると

CTYがofferする様々なギフテッド・プログラムが受けられます。

学区や地域、国にギフテッド・プログラムがない生徒達にとっては

CTYのオンライン・コースやサマーキャンプは救世主です。

(しかし高い、、、でも他にチョイスがない場合は仕方ありません、、)

僕さんは

Quantitativeではqualifyされたのですが

今回Verbalではqualifyされなかったので

STEM(Science, Technology, Engineering, Math)のコース

要は理系のコースのみ受講可能となります。

SCATと並行して

STB(Spatial Test Battery)

というサブ・テストも受けました。

STBは映像記憶力を含む空間認識能力をはかるテストです。

空間認識能力は

通常のテストではなかなか確認し切れないユニークな能力だそうで、

幼少の頃から「空間認識する力が高い」とよく言われていた僕さんは

もしかしたらこの空間認識能力に本当に優れているのかもしれない・・・



私の独断と偏見で今回ついでに受けてみたわけです。

結果

VerbalやQuantitativeよりも格段と高いスコアが出まして

まあ

やはりそうだったか (´-`).。oO

と納得いたしました。

空間認識能力に優れていることを把握しておくと

将来専門分野や職業を選択していくときの大きな指針となり

非常に有利というか参考になります。

しかし空間認識能力に関して検索してみると

日本語では

発達障がいの子に多い

とか

プロ・スポーツ選手に多い(←動体視力と関係あるようで)

くらいしか出てきませんでしたので

また次回ぜひ詳しく書きたいと思います。

将来どのような選択肢があるのか



せっかく生まれ持った能力をどのように維持していくか

など

ギフテッドどうこう関係なく

参考にしていただけたらいいなと思います。

とりあえず僕さんがCTYerになれたことで

新たなドアが開きました。

次から次へとドアを開いていけたらいいな

と思っています。





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CTYのSCAT。

  • 2015.03.17 Tuesday
  • 23:12
先週末に大阪で受けたCTYのSCATですが

Quantitative(数学系)sectionが合格ラインに達しており

無事

CTYerとしてqualifyされました(≧∇≦)

Verbal(国語的)sectionは残念ながら合格ラインに届きませんでしたが

CTYがofferする理数系のコースを

オンラインやサマーキャンプで受講することができるようになりました。

文系のコースは受講できませんが(苦笑)

STBの結果が出たら

また改めて記事にしたいと思います。

とりあえず今後の方針や向かう方向が定まってきたことが

私、マネジャーとして心からほっとしております。

・・・安堵 (T_T)

とりいそぎご報告まで。。





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再挑戦中。

  • 2015.03.14 Saturday
  • 13:17

スキャフォールディング。

  • 2015.03.07 Saturday
  • 23:36
つい先日の記事

ギフテッドのための対処能力の高め方。

の翻訳文のなかで

スキャフォールディング

という耳慣れない言葉が出てきたと思うのですが

あーちゃんママさんが

ギフテッドが身につけるべきコーピングスキル(日本語訳)

という記事内で

改めてわかりやすく紹介してくださいました。

私も初めて聞いた専門用語かつ指導法だったので

とても参考になりました。

お知らせまで。。。





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ギフテッドのための対処能力の高め方。

  • 2015.03.05 Thursday
  • 22:10
ご存知あーちゃんママさんが

ご自身のブログで

またまたギフテッドや2eの子育てに役立つ情報を

ギフテッドが身につけるべきコーピングスキル

という記事にて紹介されておりました。

私も息子を育てるなかで

ギフテッド特有の完璧主義加減やネガティヴ過ぎる自爆的思考などに

毎日(小1時間に1回は)引きずりまわされ

その度に貴重な気力体力時間を吸い取られ

夜は全身全霊でぐったりしております。

故に今回の記事は

私にとっては非常にタイムリーでありました。

すでに御守り化しています(苦笑)

今週は偶然にも時間ができ

突拍子ない意訳ではありますが

著者の意図が伝わるよう気をつけて訳してみましたので

私のように全身でぐったりげっそりきている皆さん

ぜひぜひ

参考にされてみてはいかがでしょうか。

アメリカではギフテッド関連の情報が非常に多く

私などはその莫大な量に溺れて途方に暮れてしまうのですが

そのようななかでピンポイントに情報を得られているあーちゃんママさんは

やはり凄いな、、、(&恐るべし・・・なんちゃって ^^ )

と本気で思います。

私が訳せるか否かは置いときまして・・・ (;^_^A

あーちゃんママさん

これからもどうぞよろしくお願いいたしします。。

*オリジナルはコチラです。


**********


《ギフテッドが身につけるべきコーピング・スキル》


ギフテッドの子達は超完璧主義とも言える高い設定を己に課しています。すべての分野で完璧な結果を出さねばならない、間違えは許されない、と非現実的にも思い込んでいたりするため、フラストレーションの塊と化すことも多々あるでしょう。例えば実年齢よりはるかに高度な推理力を持ちつつも、文章力が実年齢にすら追いついていない場合、一般的に文章力で生徒の知識や能力を評価する(いわゆる普通の)学校環境では評価されづらく、結果、ギフテッド達はフラストレーションでいっぱいになってしまいます。宇宙の成り立ちを、例えば大学レベルで理解していても、その理解力と比例した文章力を持ち合わせていないため、うまく表現することができず、とんでもないフラストレーションがたまるのです。発達が(ギフテッド以上に)アンバランスな2eの子達に限っては、より頻繁に過小評価され、フラストレーションは更にたまりやすいと言えましょう。

高度な能力を持ちつつも、その能力を表現できなかったり生かせなかったりしてフラストレーションの塊と化したギフテッドの子達は、現状から逃避したり、すべてを拒否したり、すべてに反発したり、と あらゆる問題行動を起こすことがわかっています。

どのようにしたらギフテッドの子達の粘り強さと精神的回復力を培っていけるのでしょうか。

生きていくなかで幾度となく直面する挑戦的な逆境を乗り切る対処能力(コーピング・スキル)を、私達親や教師は、どのように指導していけば良いのでしょうか。

これは重大な課題です。ギフテッドの子達に適した環境(例えばギフテッド・プログラム等)をどれだけ整えたとしても、彼らが逆境を乗り切る術を学べなければ、どうしようもありません。

(以下はギフテッド達のコーピング・スキルを高める具体的方法です)

Improve frustration tolerance (Lengthen the fuse).
まず一番のキーポイントとして、ギフテッドの子達はフラストレーションに対する耐久力が低いということが挙げられます。故に、なんらかの逆境や刺激に直面したときに即(瞬時に)反応してしまうのです。Stephen Covey 著の The 8th Habit にも書かれていますが、成功する者は刺激と反応のあいだにスペース(間/ま)を置くことができるものです。これは、何かが起こっても(即反応せず)どのように対処するかを考え(=間を置い)てから初めて反応する、ということなのですが、感情や行動のレギュレーションが上手くいかない者は、年齢を問わず、このスペース(すなわち間)の感覚をあまり持ち合わせていません。そこで、まず子ども達がこの『間の感覚』を持てるよう導いていくことが最大の目標だと言えます。自分が今直面している物事と、それに対して反応するまでの間を、上手くとれるようにするのです。この間がとれるようになれば、どのように対処すれば良いかを考える時間も生まれるため、癇癪を起こしてしまったり、不貞腐れて殻に閉じこもってしまう事態を防げるようになります。間が長くとれるようになればなるほど、より建設的に問題を解決できるようになるでしょう。

Teach them to use their great "thinking brain."
ギフテッドの子達の優れた考察力に焦点を当て、その考察力(=考える脳)を、自身の問題や苦戦している分野に上手く使うよう話して聞かせることも大事です。セルフトーク(ポジティヴな自己暗示)を紹介し、物事に対する自分の感じ方や行動は自分自身で決定できるものだと教えることも効果的でしょう。子ども達に、自分自身を追いつめるような自爆的思考、ネガティヴな思考を認識させてください。「満点じゃないなら意味がない!」とか「今すぐ正解を出せない私はバカ!」「すべてが出来なきゃ僕はダメ!」等がギフテッドに見られる顕著な自爆的思考ですが、そのようなネガティヴな思考パターンを明らかにすることで、子ども達自身が自分の思考や行動にコントロールを持ち始められるようになります。そして、例えば「これは難しいな。でもすべてが得意じゃなくてもいいし」とか「90点でもオッケー」「習得には時間がかかるよね」等、よりアダプティヴに考えられる(=物事や事態、状況を受けとめられる)ようになっていきます。子どもが思考パターンを変えられたとき、刺激と反応のあいだに間を置くことも(以前より)出来るようになるはずです。

Help form a realistic view of self and abilities.
個人の能力を正しく認識させることも課題の一つです。ギフテッドは自らに対する期待値が異常に高い(が故に自分に非常に厳しい)わけですが、実際のところ、ギフテッドがすべてに万能である確率は極めて低いです。親や教師は、ギフテッド個人が自分の能力を正しく把握できるよう導いてください。何に秀でていて、何は標準で、何が不得意であるのか、を明らかにするのです。大人が『不完全人間』のモデルとなり、自らの失敗談をシェアすることも大切です。ギフテッドの子達は大人の過去の挑戦や経験談を聞くのが大好きです。自分達が尊敬する/慕う大人達にも不得意な分野があることを知り、そこから(すべてに秀でていなくても良いのだという安心感や、皆が大なり小なり劣等感に苦しんでいるのだという共感、等を得て)学んでいくのです。子どもの秀でた部分はきちんと認め、そこを強調しつつ苦手な部分に向き合う勇気を持たせましょう。

Scaffold and support weaknesses.
ギフテッド達の問題行動のほとんどが「どこからどう始めたらいいのかわからない」が故に起こります。子どもが苦手分野を克服できるよう、周りの大人は、スキャフォールディング、つまり『足場』を組んで、サポートしていきましょう。ここで言う『足場』とは『細やかで具体的な支援』です。例えば読書感想文を書くのが苦手な子どもには、読んだ本に関する質問をし、子どもが考えを整理しやすいようサポートすることが『足場』です。算数が苦手な子どもには、共に座り、算数の課題に集中できるよう環境を整えることが『足場』となります。とある分野では高度に秀でていても、苦手な分野においては、幼い子どもに対するサポートと同レベルのきめ細かな具体的支援を、多くのギフテッド達は必要としています。高層ビルを塗り替えるときに『足場』を組むように、今はまだ自力では乗り越え切れない問題に取り組むギフテッド達を、この『足場』でサポートしていきましょう。

Set up opportunities for success.
ギフテッドの子達にとって、自分がバカに見えたり劣って見える言動をする/させられることは、非常に勇気の要る行為です。例えば『大人から注意を受ける』といった単純で日常的な行為も、ギフテッドの子達にとっては『みんなの前で注意された=自他公認でバカという証拠=恥=屈辱』という図式により、耐え難い状況と感じてしまいます。注意や指導などギフテッドが恥と感じてしまう行為を行うときは、プライベートな空間を設けてプライベートに行う(=公に行わない)ことが大切です。超優秀だと見なされているギフテッドにとって、優秀なイメージが崩壊することは恐怖でしょう。勉強が上手くいっていない低達成なギフテッドは、落第や落ちこぼれ感に慣れてしまっているため、苦難に立ち向かう(&努力をしては失敗するという)試練、鍛錬に耐性ができていません。これは『バカであるより不良(品)のほうがマシ』という諺が哀しくも当てはまってしまうケースです。

上記からもわかるように、ギフテッド達が成功できるような機会(=環境?)を整えることは極めて重要です。成功はさらなる努力と失敗を恐れないマインド(リスク・テイク)を育みますが、失敗(=敗北感や挫折感)はギフテッド達をかたくなにさせたり反抗心を増長させてしまいかねません。我々大人は、子ども達が成功しても失敗しても『Win=勝ち=成功感』を得られるようなプランを立てる必要があります。ギフテッドの子達は意志が強くアイデア溢れる傾向にあるため、彼らをプラン作りに参加させてしまうのも良いでしょう。なぜこのプランを作っているのかを子どもに理解させ、サポートの重要性を話し、プランを確実に成功させるにはどうしたら良いかを子ども自身に考えさせるのです。ほかの子達が実践しているプラン内容(=サポート) を紹介し、試してみたいか尋ねてみても良いでしょう。例えばエッセイを書く場合、アウトラインから始めたいか、文章からか、文節からか、あるいはパワーポイントから始めたいか、具体的に話し合うのです。重要なのは、子ども達にプラン作りに参加させること。そうすれば成功する可能性が高まるでしょう。

【結論】

家庭や教育の場において、ギフテッドの子達の粘り強さと精神的回復力を培うための支援は重要です。ギフテッドの凸を伸ばしつつ凹をサポートするためには、ギフテッドの子達のためだけの特別支援プログラムが必要不可欠です。しかし我々は(漠然と支援するのではなく)彼らが自ら壁や逆境を乗り超えられるよう(目標を掲げて)支援していかねばなりません。

ギフテッドの子達にとって失敗が耐え難いことを理解しながらも、彼らにコーピング・スキル(=対処能力)を身につけさせ、リスクがとれるように、そして何度失敗しても起き上がり、立ち直り、挑戦し続けられるよう、支援していきましょう。成功を手にしている者は、頭脳明晰な者ではなく、粘り強くて順応力が高く問題解決ができ諦めない人達です。成功者達は、自分は何が得意で何が苦手かを見極めています。そして次々と湧き上がる問題を柔軟に解決していく術を知っている=精神的回復力に長けているのです。ギフテッドを育て指導していくのは骨が折れますが、それでも我々は彼らの成長をあらゆる方法で支援し続けなければいけません。最後まで諦めることなく支援し続けていきましょう。





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