Self-Efficacy/自己効力感。
- 2015.05.17 Sunday
- 18:36
気持ちの良い日曜日、皆さん、いかがお過ごしですか?
我が家も今日は比較的ゆったりとした一日を過ごしています。
ここのところ僕さんの諸々で疲労困憊していた私ですが
皆さんの数々のコメントやLINEなどのPMで大いに励まされました。
本当にありがとうございました。。。
又
∫くんママさん(aka あーちゃんママさん)が
まるで私を励ますような記事を続けて書いてくださって
そちらの具体的な戦略(情報)も非常に参考になりました。
(∫くんママさん、ありがとうございます。涙)
紹介された方法を実践するのは確かに難しいのですが
少しずつでも始めていかねばと肝に銘じた1週間でありました (^^;;
(だって、、、放置しておくと本当に大変なんだもん、、、)
∫くんママさんが
モチベーションとアンダー・アチーブメント➁
という記事のなかで
Promoting a positive achievement attitude with gifted and talented students
という Davidson Institute for Talent Development の記事を紹介され
Self-Efficacy(自己効力感)が子どもの成長過程においていかに大切か
を強調されていました。
すべての面で凸凹の激しい息子を育て&学習をサポートしている私にとって
この記事は非常に参考になる貴重な内容だったのですが
深刻な肩痛などにより∫くんママさんは翻訳を泣く泣く断念されておりました。
記事全文を訳すことは時間的にも難しい私ですが
Self-Efficacy(自己効力感)の部分だけ
∫くんママさんへの感謝の気持ちを込めて
今回(毎度の意訳ながらも)なんとか訳してみましたので
どうぞよろしくお願いいたします m(_ _)m
毎日がぐったりの皆さんが
∫くんママさんが収集&提供してくださった情報により
私のように励まされ、戦略を身にまとい、明日もまた頑張れるといいな
と願っております。。
**********
自己効力感という聞き慣れない言葉の概要は、これまた∫くんママさんが見つけてくださった下記を参考にしてみてください。
自己効力感:モチベーションの法則
" 自己効力感とは、「自分が行為の主体であると確信していること、自分の行為について自分がきちんと統制しているという信念、自分が外部からの要請にきちんと対応しているという確信」。自己に対する信頼感や有能感のことをいいます。
簡単に言うと、何かの行為に対して「自分はちゃんとできる、やれている」といった感じ(「自分ならできる」といったセルフイメージ)のことです。"【抜粋】
Self-Efficacy(自己効力感)
子ども達はいろいろなかたちで自信をつけていくものだが、なかでも自分のスキルに自信のある生徒は、様々な活動に積極的に携わっていく傾向にある。自分のスキル(=できること)を把握しているため、自分がどの活動に携わっていきたいかを選択することができるし、一旦携わると、スポーツから音楽活動、学業など、多岐にわたって意欲的に根気強く進めていく。(中略)低達成なギフテッドの自己効力感は、達成できているギフテッドと比較すると若干低くはあるが、それでも結構強い、と最近の調査では報告されている。低達成なギフテッドの自己効力感が低いか否かは現在のところ明らかではない。
自分に自信のない生徒は、これから紹介する方法で自己効力感を高めていってほしい。成功経験のある生徒の多くは、これからも自分は成功していけるだろうなと思っている(=そう思える自信を持っている)。『成功が成功を生む』ということわざも、自己効力感においては単なることわざではない。生徒の自己効力感を高めるために教育者や保護者ができることは、生徒の特定な分野での成功や成長を、生徒自身に気づかせることだろう。生徒が明確な目標を達成しようとしている場合、ご褒美も自己効力感を高めるのに効果がある。課題などを手直しするチャンスが与えらると、生徒の自己効力感、いわば "自分が行為の主体であるという確信" も育まれやすい。学生は、テストの結果や課題の評価も、そのときどきで撮影された自分の能力の(修正不可能な)アナログ写真であると考えがちだ。でも、試験も課題も、本来は学習過程(=英語なり数学なりを学び、自分のものにするための工程)の一部にすぎない。試験や課題は学習過程という動画の一部分であり、じつは修正だって利くものなのだ、と生徒に認識を改めさせよう。素晴らしく仕上げたモノ(例えばプロジェクト)も、更なる手直しを加えることで輝きを増したり、一度目の試み(例えば小テスト)が無様なモノであっても(復習などで)手をかければ向上するのだという経験をさせて、生徒に成功を体感させるといい。ポートフォリオを作って、生徒の『ワーク=努力の成果』を時系列に保存なり記録しておくと、こんなにも成長したんだ、こんなにも進歩したんだ、と生徒自身が実感できて効果的だ。
教師には、生徒がマスターしようとしているスキルを具体的に褒めてほしい。「よくできました」と大雑把に褒めるのではなく、「面積を求める計算をきちんと理解しているね」と具体的に褒めると、生徒も(自分の特定のスキルが上がっていることを)理解しやすい。音楽でも運動でも勉強でも、始めたての段階においては、生徒の(努力でなく)潜在能力なり才能を褒めるのは『アリ』だ。能力に対するポジティブなフィードバックが自己効力感を高める場合もある。しかし生徒の失敗を、生徒の能力不足のせいにしては絶対にいけない。努力不足なり学習計画のミスが失敗の原因だったと示唆されれば、生徒はその失敗経験を糧に、次回に繋げようと向かっていけるが、失敗の原因は能力不足だったのだと刷り込まれると、モチベーション(=ヤル気)まで削がれてしまう。教師には、生徒の正しい選択を評価しつつ改善すべき点を指導して、生徒を成功へと導いていってほしい。例えば「定規の使い方は正しいね。あとは数の読み違いをしないよう気をつけよう」などと言い方に工夫すれば、ポジティブなフィードバックと有効なミス対策を同時に提供できる。
求められていない手助けをしたり、標準以下のパフォーマンスに対して同情的な感想を述べたり、単純な作業を終えたあとに褒めちぎったりする行為も、教師は避けるべきだ。そのような教師の反応に、生徒は「(潜在)能力が低い」と指摘されたように感じてしまう。又、努力をせずに仕上げた作業を褒められると、生徒は、世間では(努力ではなく)能力が評価されうる対象なのかな?と疑問に感じ始める。アカデミックな面でチャレンジされないまま教室にぼーっと座り、簡単に達成できてしまう勉強で高く評価され続けたギフテッドの生徒達も、やはり、努力ではなく能力こそが評価されるべき対象なのだと信じ始めてしまう。すでにマスターしたスキルの反復練習では生徒の自己効力感は保持できない。特定のスキルや勉強内容を修得してしまった生徒の自己効力感を高めるためにも、教師はアカデミックのハードルを上げ続けなくてはならない。ギフテッドの生徒がスキルや勉強内容を本当に修得したかどうかを教師は(おそらく確認のため)頻繁にテストするが、この頻繁な(しかも毎回同じ内容の)確認テストも、賢い生徒の自己効力感にダメージを与えかねない。生徒にチャレンジングな(=挑戦し甲斐のある)課題を常に与え続け、生徒が達成した事柄を具体的に褒め、生徒に作業の手直し(修正?改善?向上?)をする機会を与えて、自己効力の高い学習者を育てていこう。
カクタス通信にご訪問くださりありがとうございました。
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少しずつでも始めていかねばと肝に銘じた1週間でありました (^^;;
(だって、、、放置しておくと本当に大変なんだもん、、、)
∫くんママさんが
モチベーションとアンダー・アチーブメント➁
という記事のなかで
Promoting a positive achievement attitude with gifted and talented students
という Davidson Institute for Talent Development の記事を紹介され
Self-Efficacy(自己効力感)が子どもの成長過程においていかに大切か
を強調されていました。
すべての面で凸凹の激しい息子を育て&学習をサポートしている私にとって
この記事は非常に参考になる貴重な内容だったのですが
深刻な肩痛などにより∫くんママさんは翻訳を泣く泣く断念されておりました。
記事全文を訳すことは時間的にも難しい私ですが
Self-Efficacy(自己効力感)の部分だけ
∫くんママさんへの感謝の気持ちを込めて
今回(毎度の意訳ながらも)なんとか訳してみましたので
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毎日がぐったりの皆さんが
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私のように励まされ、戦略を身にまとい、明日もまた頑張れるといいな
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自己効力感という聞き慣れない言葉の概要は、これまた∫くんママさんが見つけてくださった下記を参考にしてみてください。
自己効力感:モチベーションの法則
" 自己効力感とは、「自分が行為の主体であると確信していること、自分の行為について自分がきちんと統制しているという信念、自分が外部からの要請にきちんと対応しているという確信」。自己に対する信頼感や有能感のことをいいます。
簡単に言うと、何かの行為に対して「自分はちゃんとできる、やれている」といった感じ(「自分ならできる」といったセルフイメージ)のことです。"【抜粋】
Self-Efficacy(自己効力感)
子ども達はいろいろなかたちで自信をつけていくものだが、なかでも自分のスキルに自信のある生徒は、様々な活動に積極的に携わっていく傾向にある。自分のスキル(=できること)を把握しているため、自分がどの活動に携わっていきたいかを選択することができるし、一旦携わると、スポーツから音楽活動、学業など、多岐にわたって意欲的に根気強く進めていく。(中略)低達成なギフテッドの自己効力感は、達成できているギフテッドと比較すると若干低くはあるが、それでも結構強い、と最近の調査では報告されている。低達成なギフテッドの自己効力感が低いか否かは現在のところ明らかではない。
自分に自信のない生徒は、これから紹介する方法で自己効力感を高めていってほしい。成功経験のある生徒の多くは、これからも自分は成功していけるだろうなと思っている(=そう思える自信を持っている)。『成功が成功を生む』ということわざも、自己効力感においては単なることわざではない。生徒の自己効力感を高めるために教育者や保護者ができることは、生徒の特定な分野での成功や成長を、生徒自身に気づかせることだろう。生徒が明確な目標を達成しようとしている場合、ご褒美も自己効力感を高めるのに効果がある。課題などを手直しするチャンスが与えらると、生徒の自己効力感、いわば "自分が行為の主体であるという確信" も育まれやすい。学生は、テストの結果や課題の評価も、そのときどきで撮影された自分の能力の(修正不可能な)アナログ写真であると考えがちだ。でも、試験も課題も、本来は学習過程(=英語なり数学なりを学び、自分のものにするための工程)の一部にすぎない。試験や課題は学習過程という動画の一部分であり、じつは修正だって利くものなのだ、と生徒に認識を改めさせよう。素晴らしく仕上げたモノ(例えばプロジェクト)も、更なる手直しを加えることで輝きを増したり、一度目の試み(例えば小テスト)が無様なモノであっても(復習などで)手をかければ向上するのだという経験をさせて、生徒に成功を体感させるといい。ポートフォリオを作って、生徒の『ワーク=努力の成果』を時系列に保存なり記録しておくと、こんなにも成長したんだ、こんなにも進歩したんだ、と生徒自身が実感できて効果的だ。
教師には、生徒がマスターしようとしているスキルを具体的に褒めてほしい。「よくできました」と大雑把に褒めるのではなく、「面積を求める計算をきちんと理解しているね」と具体的に褒めると、生徒も(自分の特定のスキルが上がっていることを)理解しやすい。音楽でも運動でも勉強でも、始めたての段階においては、生徒の(努力でなく)潜在能力なり才能を褒めるのは『アリ』だ。能力に対するポジティブなフィードバックが自己効力感を高める場合もある。しかし生徒の失敗を、生徒の能力不足のせいにしては絶対にいけない。努力不足なり学習計画のミスが失敗の原因だったと示唆されれば、生徒はその失敗経験を糧に、次回に繋げようと向かっていけるが、失敗の原因は能力不足だったのだと刷り込まれると、モチベーション(=ヤル気)まで削がれてしまう。教師には、生徒の正しい選択を評価しつつ改善すべき点を指導して、生徒を成功へと導いていってほしい。例えば「定規の使い方は正しいね。あとは数の読み違いをしないよう気をつけよう」などと言い方に工夫すれば、ポジティブなフィードバックと有効なミス対策を同時に提供できる。
求められていない手助けをしたり、標準以下のパフォーマンスに対して同情的な感想を述べたり、単純な作業を終えたあとに褒めちぎったりする行為も、教師は避けるべきだ。そのような教師の反応に、生徒は「(潜在)能力が低い」と指摘されたように感じてしまう。又、努力をせずに仕上げた作業を褒められると、生徒は、世間では(努力ではなく)能力が評価されうる対象なのかな?と疑問に感じ始める。アカデミックな面でチャレンジされないまま教室にぼーっと座り、簡単に達成できてしまう勉強で高く評価され続けたギフテッドの生徒達も、やはり、努力ではなく能力こそが評価されるべき対象なのだと信じ始めてしまう。すでにマスターしたスキルの反復練習では生徒の自己効力感は保持できない。特定のスキルや勉強内容を修得してしまった生徒の自己効力感を高めるためにも、教師はアカデミックのハードルを上げ続けなくてはならない。ギフテッドの生徒がスキルや勉強内容を本当に修得したかどうかを教師は(おそらく確認のため)頻繁にテストするが、この頻繁な(しかも毎回同じ内容の)確認テストも、賢い生徒の自己効力感にダメージを与えかねない。生徒にチャレンジングな(=挑戦し甲斐のある)課題を常に与え続け、生徒が達成した事柄を具体的に褒め、生徒に作業の手直し(修正?改善?向上?)をする機会を与えて、自己効力の高い学習者を育てていこう。
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