我が子へのギフテッドネスの伝え方。
- 2017.02.02 Thursday
- 12:20
今年も早々から何かとバタバタしており
あっという間に2月になってしまいました。
1月が忙し過ぎて
今年の計画もまだ立てることができていないという (T_T)
もういいや、、、
僕さんの学習計画や私自身の計画などは渡米中にします。
(あ、僕さんの学習計画は今じゃないとダメだった!汗)
そして最近
「ギフテッドであることを我が子にどのように話して聞かせるか」
ということを訊かれ
こちら↓の臨床心理学者の方の
What to say to your gifted child...about being gifted
という記事をざらっと超意訳して紹介することがあったのですが
せっかく訳したので
カクタス通信でもご紹介・・・
すでに紹介されている記事でしたらごめんなさい (^^;;
毎回そうですが
今回はいつも以上に超意訳
というより
ざっと目を通した内容から私なりに要約し、説明や例を付け足したので
原文とはかけ離れたものになっていることご了承ください。
**********
"ギフテッドの子達は、幼い頃から、自分がギフテッドであることは知らなくても、自分は「みんなと何か違う」ことは感じとっています。又、周りの子達も、ギフテッドの子が「自分達とは違う」ことを同じように感じとっていて、それが仲間外れなりいじめに繋がったりするケースも少なくありません。"
"学校のギフテッド・プログラムなどに選抜された際など、いざ我が子に「あなたはギフテッドだ」と伝えるとき、選民意識をうえつけることなく話して聞かせるには一体どうしたらよいでしょうか。親としても非常に悩むところです。"
以下は幾つかのヒントです。
1)ギフテッドは、gift+ed=giftedで、ある特定の分野で実年齢に比例しない飛び抜けた才能を贈られた、という意味。"足が異常に速い、絵が異常に上手、と同じレベルで、数学が異常に得意、国語が異常に得意、というだけ。得意なことが生まれつきあることはラッキーではあるけれども、誰でも大なり小なり得意なこと(&苦手なこと)はあるわけで、ギフテッドだからといって皆より優れているわけでは絶対にない。"
"「足が異常に速い子が、皆より優れてるわけではないでしょう? 足が速いことは素晴らしいことだけれども、それだけで皆より偉いわけではないでしょう?それと同じで、勉強(数学、国語、理科、などなど)がズバ抜けて得意な子もいて、それは素晴らしくはあるけれども、偉いわけではない、皆よりbetterなわけではない、ということよ。みんな何かしらの才能を持って生まれてきているのだから」などと話して聞かせるべき。"
2)"ギフテッドは、一般的な学校教育とは違う学び方を必要とする子達でもある。飛び級、エンリッチメント、早期大学入学などなど、一般的な学習、学校での教育など王道な学び方では、まったく伸びないかもしれない。"
わかりやすい例が、オリンピックを目指すジュニア・アスリート達でしょうか。その子達の桁違いな能力が、学校の体育の授業や部活で飛躍的に伸ばせるのか、という話と同じだと思います。選手本人達だって、もっとチャレンジングな特訓や細かな部分の強化練習、自分が一番伸びる効果的な練習を効率良くしたいだろうし、その道のコーチ数人について、個々の長所、短所を、コーチと共に研究しながらオリンピックを目指すと思うのです。アカデミックにタレンテッドな子達も、アカデミックでそういう個別な教育が必要だということです。でないと本人達もチャレンジがなくて、やる気も情熱も失せてしまう、、、、
3)ギフテッド・プログラムがあるアメリカでの場合、ギフテッド認定を受けることで教育の機会が増え、選択の幅も広がり、柔軟に学んでいけるようになる。そういう意味で『ギフテッド』というラベルは非常に有効だけれども、"我が子が受けた(学校の集団知能テストや、個別に受けたWISCなどの)テストは、学校がつまらないと言う本人が、今までよりもっと楽しい学びができるようにするために受けたまで" ということを伝える。要は、教育の選択のためにギフテッドというラベルが重要なわけで、我が子がギフテッドであるかないかは重要ではない、ということを伝える。
アミューズメント・パークの年パス(=年間パスポート)みたいな感じかな??
ただし "知能テストのスコアを子どもに教えるのは良くありません。"
4)"ギフテッドネスは、髪、目、肌の色や身長などと同じで、生まれ持ったものであり、努力で得るものではない。ギフテッドネスもあなたの一部。手放したくても、一生手放せないもの。"
"ただ、好きな服を自分で選ぶように、その能力を伸ばすこともできれば、伸ばさないチョイスもできる。あなた次第。どんな服をどのように着たいかも、すべてあなた次第。"
5)"ギフテッドネスは十人十色。何かひとつにズバ抜けている子もいれば、すべてが得意な子もいる。数学に秀でていて他がまったくダメな子もいる。全てに万能な子だけがギフテッドなわけではない。そして、当然ながら、得意でも努力はしなければならないし、苦手なものも頑張ってやる必要がある。ギフテッドだからといって努力する必要はない、なんてことはない。"
6)"ギフテッドの子達は、周囲の多くの子達と自分は違う、、、と孤独感、孤立感を感じやすいけれども、それは(ギフテッドの子達にとっては)普通のことだから、そこまで気に病まなくても大丈夫、と親は言ってあげたい。いじめがあれば、話を聞いて、どう対処するかも(いつも本人任せ、学校任せではなく)一緒に考えてあげるべき。又、本人と似た関心事のグループや集まりを見つけ、そこを居場所にすることも大事。"
これは僕さんもそうですが、ギフテッドどうこう関係なく同じことが大好きな子達と一緒にいれば、まあまあ合うというか、孤立せずに楽しくやっていけるんだなということが最近よくわかりました。僕さんの場合はScratchやUnity、Minecraftを通して様々な年齢層の仲間と出会い、仲良くなったりしているのですが、僕さんの空間認識能力や物理の知識が小中高校生の仲間よりズバ抜けていても、そこではとくに鬱陶しがられないのですね。(もちろん本人が上から目線で仲間を見下していたら無茶苦茶うざがられるし、仲間外れにされると思います。)同じことに夢中な仲間同士だと、できる部分は尊敬され「教えて!手伝って!」などと言われるので居心地は悪くないし、感謝されたり必要とされる体験が僕さんを人間的に大きく成長させているように感じます。当然ながら僕さんよりもっともっとズバ抜けて凄い子達もいて、刺激も常に受けているし、趣味仲間(?)と共に(うちの場合はモノ作りに)没頭できる場では、ギフテッドネスの有無は関係なくなるようです。彼らの世界では、単純に凄いヤツが「凄い!」
学校ではまたちょっと違いますけどね (^^;;
以上
選民意識をもたせずにギフテッドであることを本人に告知するヒント
でありました。
カクタス通信にご訪問くださりありがとうございました。
お帰りの際にバナーを押していただけますと今から蟻のように働き始めます。
よろしくお願いいたします m(_ _)m
にほんブログ村
あっという間に2月になってしまいました。
1月が忙し過ぎて
今年の計画もまだ立てることができていないという (T_T)
もういいや、、、
僕さんの学習計画や私自身の計画などは渡米中にします。
(あ、僕さんの学習計画は今じゃないとダメだった!汗)
そして最近
「ギフテッドであることを我が子にどのように話して聞かせるか」
ということを訊かれ
こちら↓の臨床心理学者の方の
What to say to your gifted child...about being gifted
という記事をざらっと超意訳して紹介することがあったのですが
せっかく訳したので
カクタス通信でもご紹介・・・
すでに紹介されている記事でしたらごめんなさい (^^;;
毎回そうですが
今回はいつも以上に超意訳
というより
ざっと目を通した内容から私なりに要約し、説明や例を付け足したので
原文とはかけ離れたものになっていることご了承ください。
**********
"ギフテッドの子達は、幼い頃から、自分がギフテッドであることは知らなくても、自分は「みんなと何か違う」ことは感じとっています。又、周りの子達も、ギフテッドの子が「自分達とは違う」ことを同じように感じとっていて、それが仲間外れなりいじめに繋がったりするケースも少なくありません。"
"学校のギフテッド・プログラムなどに選抜された際など、いざ我が子に「あなたはギフテッドだ」と伝えるとき、選民意識をうえつけることなく話して聞かせるには一体どうしたらよいでしょうか。親としても非常に悩むところです。"
以下は幾つかのヒントです。
1)ギフテッドは、gift+ed=giftedで、ある特定の分野で実年齢に比例しない飛び抜けた才能を贈られた、という意味。"足が異常に速い、絵が異常に上手、と同じレベルで、数学が異常に得意、国語が異常に得意、というだけ。得意なことが生まれつきあることはラッキーではあるけれども、誰でも大なり小なり得意なこと(&苦手なこと)はあるわけで、ギフテッドだからといって皆より優れているわけでは絶対にない。"
"「足が異常に速い子が、皆より優れてるわけではないでしょう? 足が速いことは素晴らしいことだけれども、それだけで皆より偉いわけではないでしょう?それと同じで、勉強(数学、国語、理科、などなど)がズバ抜けて得意な子もいて、それは素晴らしくはあるけれども、偉いわけではない、皆よりbetterなわけではない、ということよ。みんな何かしらの才能を持って生まれてきているのだから」などと話して聞かせるべき。"
2)"ギフテッドは、一般的な学校教育とは違う学び方を必要とする子達でもある。飛び級、エンリッチメント、早期大学入学などなど、一般的な学習、学校での教育など王道な学び方では、まったく伸びないかもしれない。"
わかりやすい例が、オリンピックを目指すジュニア・アスリート達でしょうか。その子達の桁違いな能力が、学校の体育の授業や部活で飛躍的に伸ばせるのか、という話と同じだと思います。選手本人達だって、もっとチャレンジングな特訓や細かな部分の強化練習、自分が一番伸びる効果的な練習を効率良くしたいだろうし、その道のコーチ数人について、個々の長所、短所を、コーチと共に研究しながらオリンピックを目指すと思うのです。アカデミックにタレンテッドな子達も、アカデミックでそういう個別な教育が必要だということです。でないと本人達もチャレンジがなくて、やる気も情熱も失せてしまう、、、、
3)ギフテッド・プログラムがあるアメリカでの場合、ギフテッド認定を受けることで教育の機会が増え、選択の幅も広がり、柔軟に学んでいけるようになる。そういう意味で『ギフテッド』というラベルは非常に有効だけれども、"我が子が受けた(学校の集団知能テストや、個別に受けたWISCなどの)テストは、学校がつまらないと言う本人が、今までよりもっと楽しい学びができるようにするために受けたまで" ということを伝える。要は、教育の選択のためにギフテッドというラベルが重要なわけで、我が子がギフテッドであるかないかは重要ではない、ということを伝える。
アミューズメント・パークの年パス(=年間パスポート)みたいな感じかな??
ただし "知能テストのスコアを子どもに教えるのは良くありません。"
4)"ギフテッドネスは、髪、目、肌の色や身長などと同じで、生まれ持ったものであり、努力で得るものではない。ギフテッドネスもあなたの一部。手放したくても、一生手放せないもの。"
"ただ、好きな服を自分で選ぶように、その能力を伸ばすこともできれば、伸ばさないチョイスもできる。あなた次第。どんな服をどのように着たいかも、すべてあなた次第。"
5)"ギフテッドネスは十人十色。何かひとつにズバ抜けている子もいれば、すべてが得意な子もいる。数学に秀でていて他がまったくダメな子もいる。全てに万能な子だけがギフテッドなわけではない。そして、当然ながら、得意でも努力はしなければならないし、苦手なものも頑張ってやる必要がある。ギフテッドだからといって努力する必要はない、なんてことはない。"
6)"ギフテッドの子達は、周囲の多くの子達と自分は違う、、、と孤独感、孤立感を感じやすいけれども、それは(ギフテッドの子達にとっては)普通のことだから、そこまで気に病まなくても大丈夫、と親は言ってあげたい。いじめがあれば、話を聞いて、どう対処するかも(いつも本人任せ、学校任せではなく)一緒に考えてあげるべき。又、本人と似た関心事のグループや集まりを見つけ、そこを居場所にすることも大事。"
これは僕さんもそうですが、ギフテッドどうこう関係なく同じことが大好きな子達と一緒にいれば、まあまあ合うというか、孤立せずに楽しくやっていけるんだなということが最近よくわかりました。僕さんの場合はScratchやUnity、Minecraftを通して様々な年齢層の仲間と出会い、仲良くなったりしているのですが、僕さんの空間認識能力や物理の知識が小中高校生の仲間よりズバ抜けていても、そこではとくに鬱陶しがられないのですね。(もちろん本人が上から目線で仲間を見下していたら無茶苦茶うざがられるし、仲間外れにされると思います。)同じことに夢中な仲間同士だと、できる部分は尊敬され「教えて!手伝って!」などと言われるので居心地は悪くないし、感謝されたり必要とされる体験が僕さんを人間的に大きく成長させているように感じます。当然ながら僕さんよりもっともっとズバ抜けて凄い子達もいて、刺激も常に受けているし、趣味仲間(?)と共に(うちの場合はモノ作りに)没頭できる場では、ギフテッドネスの有無は関係なくなるようです。彼らの世界では、単純に凄いヤツが「凄い!」
学校ではまたちょっと違いますけどね (^^;;
以上
選民意識をもたせずにギフテッドであることを本人に告知するヒント
でありました。
カクタス通信にご訪問くださりありがとうございました。
お帰りの際にバナーを押していただけますと今から蟻のように働き始めます。
よろしくお願いいたします m(_ _)m
にほんブログ村