実在的な鬱。

  • 2018.04.29 Sunday
  • 12:15
黄金休暇に突入しましたね。

大学院の夏の “強化合宿” が近づいてきているのをいよいよ感じてきましたよ (^^;;

そんななか昨日は

用事ついでに

またまたドライブ&撮影に行ってきました。

なんの変哲もない



でしたが

夕日は

綺麗でありました。

さて。

実在的な鬱

という大きなタイトルをつけてしまいましたが

このexistential depressionというのは

ギフテッドの子達が陥りやすい鬱である

とDr. Webbが

SENGのExistential Depression in Gifted Individualsという記事のなかでも

書かれています。

今は時間もないですし、訳せません(汗)が

それにしてもこのexistential depressionって日本語でなんと訳すんだろう

と検索してみましたら

なんと あーちゃんママさんの過去記事

100 Words of Wisdom: Dr. James T. Webbの言葉

にヒットいたしました(笑)

(今さらながら、あーちゃんママさん、ありがとうございます。。)

(紹介されていたDr. Webbの本も参考になります)

あーちゃんママさんの記事を読んでいただければわかると思いますが

ある程度人生経験を積んだ(大)人が陥りやすい根本的な問い・・・

いわば

なんのために生まれてきたんだろう

なんのために生きているんだろう

何を頑張っても自分1人の力では何も変えられないし・・・

結局は死んで全てなくなるのに、死を前提に何を目標として生き抜けというのか

などと答えのない根本的な問い(実在的問題?)に引っかかってしまうと

鬱の世界にどんどん引きずりこまれ

20歳を過ぎた大人でも抜け切るのに何年もかかってしまったりしますよね。

“Such concerns are not too surprising in thoughtful adults who are going through mid-life crises. However, it is a matter of great concern when these existential questions are foremost in the mind of a twelve or fifteen year old. Such existential depressions deserve careful attention, since they can be precursors to suicide.”

とDr. Webbも書かれているように

この実在的な鬱にまだ10代前半の子達が陥ったら自殺に繋がりやすいことから

かなり注意して見ていないといけないと私も思います。

僕さんがexistential depressionに陥っていたか(いるのか)わかりませんが

結局は死んでいくのに・・・

という虚無感や孤独感は6年生の頃から感じ始めていたようでした。

それが思春期という不安定かつ過激な時期まっただ中にあると

(学校の勉強や課外活動など一気にハードになる時期でもあることから)

この感覚が驚くほど急激に加速する(増す?深まる?)ようで

一時は「いったいどうなるのか、、、」と恐怖で私が死にそうでありました。

(おかげさまで今だいぶ抜け出してきています。ほ。。)

一言では語り尽くせないのですが

ただ一つ言えるのは

この種の大きな根本的な問いに真正面から向き合っている子(大人でも)に

そんなこと誰もわからないし、考えたってしょうがないよ(←余計鬱になる)

とか

どうせ死ぬんだから楽しくいこうよ(←軽過ぎて信頼を失う)

とか

だからこそ後悔しないよう今を一生懸命生きろ(←最強に響かない)

などと言ってみても本人には気休めにすらならなかった

という事実。

ちなみに僕さんも同年代の友達何人かに相談したりしてみたそうですが

同じようなことで本気で苦しんでいる子は1人もいなかったそうでした。

(↑それでますます孤独感や疎外感を強めていったんだと思う)

こんなこと

大人ですら共感し合える人に滅多に出会えないのにね・・・

というわけで

本格的な(実在的な)鬱に陥ってしまう前に

周りの大人はとにかくまず(軽んじずに)気づいてあげることが一番大事で

気づいたら次は(とにかく)悪化させないよう即動くこと

だと思いました。

どう動くか

に一番悩むと思うのですが

これは個人の性格や傾向、家庭環境、学校環境等で違ってくると思います。

例えば

可能な限りの今現在の負担を減らす

ということだけでも

もともと内向的な気質の子と外向的な気質の子では

負担=ストレスに感じることが真逆だったりしますから

我が子に合った動き方をしていかないと逆効果になりかねませんよね。

私は

先日 紹介したDr. Webbらの記事を参考にしたり

健康食品/サプリメントを取り入れたり

学校はもちろん

ギフテッド又はティーン専門の心理学者にヘルプを求めたりしました。

実在的な “鬱” までいかなくても

強烈な虚無感というのは

今まで本人が持っていたはずの生き甲斐や目標、情熱を

すべて無意味なもの

と感じさせてしまうため

とにかくまずは

好きなことができるくらいまで元気を回復させること

が最重要だと思いました。

それがゲームであってもなんでも

それをやりたい=何かやりたい=生きる気力が若干ある

ということですから・・・

あとはもう

その子に合った距離感で寄り添うしかなかったりして・・・

不安や恐怖から、とにかくずっと喋っていたい子もいれば

微妙な距離を保ちつつ、でも見えるところにいてほしい

という子もいますから

本人に一番合った距離感というのは大事かもしれません。

今回思い知ったのは

何がきっかけで急激にずどんと落ちるかわからない

ということでありました。

でも ずどんと落ちる前にじつは(ある程度の期間)兆しがあったはずで

それを見逃していたり、あるいは見て見ぬふりをしていたのなら

そこまで遡って原因を探ることが一番の解決策かも

と思います。

人生とはなんぞや

みたいな根本的な問いに対して鬱々している場合でも

その問いを自身に投げかけ始めるきっかけとなった諸々が幾つかあるはずなので

それを探るのは

本人を闇から引っ張り上げるためにも非常に有効だと思いました。



鬱や不安障害は遺伝しますから

遺伝だ!ごめん!

(でも私も大丈夫だったし、これからも大丈夫だし、キミも絶対大丈夫)

とカジュアルに(決して絶望的な感じではなく!)話して聞かせるのも

我々親子の場合はよかったと思います。

(↑前から見たり聞いたりしているので、我が家では新しい話題ではない)

(遺伝か、、、と落ち込みが強くなる子もいると思うので、見極めは大事)

思春期前のお子さんなら

こちらのシリーズが良い

と友人に教えてもらいました。

(ありがとう。。。)

僕さんもこれから更にいろいろな経験をしていくなかで

なんのために生きてるんだろう、、、

と自問することが繰り返し訪れると思うのですが

ヘルプを求めることだけは絶対に躊躇しないよう

伝え続けていこうと思っています。

(なんの参考にもならないことを長々と書き綴ってしまった ^^; )

ではでは。

楽しい黄金休暇を・・・!


Reference
Webb, J. T., (Sep 13, 2011). Existential Depression in Gifted Individuals. Supporting Emotional Needs of the Gifted. Retrieved from http://sengifted.org/existential-depression-in-gifted-individual/






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カクタス通信にご訪問くださりありがとうございました。

ギフテッド・ティーン。

  • 2018.04.12 Thursday
  • 10:30
瞬く間に4月となってしまいました・・・

この1ヶ月は私にとっては激動の1ヶ月で

大学院の課題にすら手がつかない毎日でありました。

が、しかし僕さんも(情熱を見失い)虚無感のまっただ中にいて

独り苦しんでいるため

兎にも角にも私が落ちている場合ではない!

と自分を叱咤激励し

なんとか日常にしがみついている今日この頃であります。

思春期は心も身体もぐんと成長する時期で

誰もが過敏かつ不安定になるときでしょうけれど

こちらの記事 Straight Talk: Helping Bright Teens Through Tough Times 内で

“Remember that gifted kids are incredibly intense. Adolescents are also pretty well known for overreactions and for not having a long-term view of situations, goals, or life in general. When you add these together, it can be a bad combination, particularly if the child feels alone and believes that he or she would not be understood by others if he or she opened up.” (Jim Webb)

とDr. Webbも書かれているように

やはりもともとが強烈なギフテッドの子達は

ティーンになると

思春期特有の過激性ほか様々な特徴も加わって

さらに強烈なり過敏になるようで

親としても慎重に(しかし前向きに&積極的に)サポートしていかねば

と肝に命じて動いています。

(この記事はヒントにも励ましにもなりました)

(訳す時間や気力、体力が今はなくて、残念です、、、)

スクールカウンセラーを含む学校の先生方も支援してくださってますが

僕さんの虚無感がやはりちょっと大き過ぎるため

この夏はギフテッド専門の心理学者にも相談しようと準備を進めています。

ギフテッドの子のことは

誤診や誤解を避けるためにも

可能であればギフテッドを専門としている教師、医師、心理士に相談すること

とDr. Webbも(家族対象の)プレゼンなどで毎回言われているし

私も子育てや勉強を通してきているなかで切々とそう思うため

今回もギフテッド専門の心理学者にあたろうと思いました。

なんやかんや大変ではありますが

ギフテッドである、ない、に関わらず

子育てを通して本当にいろいろ学ばせてもらっているな

と改めて感じています。

私としては

例えば今から5年、10年後に

「そういえば息子さん元気?今どうしてるの?」

と聞かれたときに

「He’s doing what he loves! And I’m so proud, and happy!」

(↑日本語だと文化的に違和感がある言い回しなので、、英語で失礼します)

と言えたら本当に嬉しいな・・・・・

ちなみに下のTEDは

子育てや自分の勉強などで行き詰まっている最近 1番響いたものです。

偶然出会って

なるほど!本当にそうだし、今までも確かにそうだった!

と元気をもらいました。

(僕さんには全然響かなかったようだけど。まだ無理かな。笑)

日本語のサブタイトルがついたものを

ブログ仲間のGRさんが見つけてくださったので

カクタス通信でもシェアしたいと思います。

(GRさん、ありがとうございました。。)











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